皆さまこんにちは。
プランドール振袖のスタッフ鶴西です。
振袖について知っておいたら選ぶ幅が広がるかもしれないちょっとしたお話の場です^∀^
目次
振袖の柄の七宝(しっぽう)文様についてご紹介させていただきたいと思います。
柄の意味を知れば、より振袖選びが楽しくなりますよ。
♥七宝文様とは?
七宝文様は、4つの楕円が円形になるように配した日本の伝統文様です。
この文様の意味は、円(輪)は和につながるもので、人と人との和の大切さを表しています。
今ある自分は決して一人で存在するのではなく、父母祖父母、先祖代々途切れなくつながり続いている存在だということを意味しています。
重なった部分だけを見ていると花の形に見え、中心部分だけを見ていると星の形にも見えてくる、楽しくて不思議な文様です。
きものや帯の柄にはもちろんのこと、インテリアや装飾品・日用品などのデザインとしても好まれ使われている文様なのです。
生活の中でこの文様を探すのも楽しみの一つになるくらい親しまれますように。
振袖の柄の熨斗(のし)文様についてご紹介させていただきたいと思います。
柄の意味を知れば、より振袖選びが楽しくなりますよ。
♥熨斗文とは?
熨斗(のし)と聞くと、一般的にお祝い事の時に添える飾り物をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
お祝いの封筒や、熨斗紙の右上に描かれていたり付いていたりするものですよね。
『熨斗』とゆうものは元々、貝のアワビの肉を薄く剥がして乾燥させたもので、それを紙の間に挟んで祝儀の進物や、引き出物に添えてあるのをお祝いごとの時などによく目にすると思います。
熨斗文様とは、その紙に包まれた真ん中のアワビ(熨斗鮑のしあわび)を細長く帯状にして着物にあしらえたものて、
何本か重ねたものは『束ね熨斗』と呼んでいます。
束ね熨斗は、おめでたい象徴の熨斗を沢山束ねていることから、
多くの人々から祝福を受けていること、その幸せを周囲の人達と分かちあって欲しいとゆう意味になるそうです。
この文様は、贈り物としての気持ちや、人と人との絆、繋がりを表し、その長さから長寿の象徴でもあるとてもおめでたい文様です。
また、その文様の特徴から折り目正しく重ねるとゆう意味もあり、婚礼衣装などにも使われています。
祝儀にはピッタリのおめでたい柄ですね✨
これから大人になってゆく20歳のおめでたい節目に相応しい、
たくさんの願いや意味が込められたとてもいいお着物です✨
自分もおめでとう!みんなもおめでとう!と着ている本人も、その着物を見る人々にも、全身でお祝いを伝えましょう😍
父母、お世話になった方々、日々たくさんの関わった人々に、
感謝できる大人になってください❤
振袖の柄の薔薇(ばら)文様についてご紹介させていただきたいと思います。
柄の意味を知れば、より振袖選びが楽しくなりますよ。
♥薔薇に込められた意味とは?
現代柄の振袖としてバラの花は最も多く使われています。
桜や牡丹などと異なり、西洋花であるバラは伝統的に着物に使われてきた花ではありません。
しかし、桜や牡丹と同じくらい華やかさがあり一般にも愛されているバラは、現代では着物の柄として非常に多く使われています。
バラは種類が非常に多く、花言葉もたくさんあります。
たとえば、青いバラはこれまで作ることが難しかったことから「奇跡、不可能」という花言葉でした。
しかし、現代になって青いバラの生産が可能になったことから、花言葉も「夢が叶う」に変わりました。何ともロマンチックな話ですね。
愛と美の象徴として扱われることが多い薔薇…♡
古くから、想い人へ気持ちを伝える花として用いられ、 恋愛に関する花言葉が多いことでも有名なんです。
では、バラの色それぞれの意味を見て行きましょう。
- 赤・・・赤は魔除けの意味を持ちます。太陽や火、血の色でもあり、古くから神聖な色とされてきました。
「愛情」「美」「情熱」「美貌」
- 青・・・晴れ渡る空や美しい海をイメージさせる青。冷静さを意味し、知性を表す色でもあります。
「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」
- 緑・・・自然や植物をイメージさせる緑は、穏やかな癒やしの色。安定感や調和を表します。
「穏やか」「希望を持ち得る」
- ピンク・・・桃色や桜色、ローズなど、女性らしく可愛い色み。優しさや柔らかさを感じさせます。
「おしとやか」「上品」「可愛い人」「美しい少女」「愛の誓い」
- 紫・・・日本だけでなく世界的にも「高貴な色」とされます。優雅さや高級感を感じさせます。
「誇り」「気品」「尊敬」
色や本数などによっても意味があるほどに、親しまれており、現代花柄において、華やかさNO.1です。
薔薇柄の振袖も多数ご用意しております。
時にはやさしく、時にはかっこよく、変幻自在のバラを装いましょう!
日本人が愛してやまない桜について記事にしていきます☆
日本の国花とも言われる「桜」は、日本人が愛する代表的な花の一つ。
振袖柄でも一番人気と言われています。
咲いても良し、散っても良し、昼間の桜は華やかで、夜の桜には妖しい魅力がある・・・
今回は、そんな桜の振袖を画像とともにお伝えしましょう。
桜は、振袖の代表的な文様ベスト10にはいる、とてもメジャーなお花です。
お花を見れば、誰もが桜だとわかるほどに、日本人には親しまれていますよね。
では、そんな桜ですが、桜の持つ意味はご存知でしょうか?
目次
♥桜に込められた意味
さくらの「さ」は稲または田んぼの神を表し、「くら」は倉・蔵・鞍など座するところを表します。
つまり、さくらとは田(稲)の神様のよりしろというわけです。
日本人にとってさくらの文様とは、五穀豊穣を願った吉祥文様で、とてもおめでたいという意味が込められています。
季節の先取りとしても、冬の成人式の場で桜文様の振袖を着ることは、ふさわしいと言えるでしょう。
♥桜が合う、着物の色
桜は、赤系振袖に合うおすすめの定番柄といわれています。
成人式の振袖として定番の赤色は、太陽や火の色であることから厄除けの意味があり、古くから神聖な色とされ、成人女性の門出に相応しい色です。
また、赤い振袖はオークル系の日本人の肌に馴染みやすく、黒目を引き立て顔色を健康的に見せてくれる効果があります。
一言に「赤」といっても濃いシックな茜色、ピンク味がかった韓紅色など多彩で、自分に似合う「赤」を見つけやすいのも人気の理由です。
赤系振袖以外にも出番の多い桜ですが、どの着物も可愛らしく彩りを放つ桜はナンバーワンにふさわしい!
日本の代表的な桜柄の振袖は女の子っぽくて人気があります。
♥好きな花ランキング
男性の1位は「桜」、女性の1位は「バラ」僅差で2位の「桜」
総合第一位は「桜」
桜は男性が好きな花NO.1でした。
- 「パッと豪華に咲くところが優雅」
- 「春を知らせる花で、ピンクが他の花より上品」
という声がありました。
「咲きっぷりも見事だけど散り際まで美しく、日本人の美徳を感じられるから」と桜を人生になぞらえている声も上がっており、
花の美しさもさることながら、存在自体を愛している日本人が多いようですね。
大阪で桜と言えば造幣局。
桜の時期はデートスポットにもなっていますよね。
万人に愛されるさくら、さくらとタイトルの付く曲名もたくさんで親しまれています。
♥実は…桜はバラ科の花!?
先程、好きな花ランキングをお話ししてきましたが、その順位を覚えているでしょうか?第1位が桜で、第2位がバラでしたよね。
実は桜、元を正せばバラ科の花。
つまり、属性で言えば桜もバラも同じ花ということになります。
まったく異なるようですが、実は同じだったんですね。
バラについてはこちらで紹介してます。
♥桜の花言葉
桜の花言葉は、「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」といった意味があります。
種類によっても花言葉があります。
- ソメイヨシノなら「優れた美人」「純潔」
- しだれ桜は「優美」「ごまかし」
- ヤマザクラは「あなたに微笑む」
という意味が。
なお、花言葉は全世界にも存在し、国によっても意味合いが異なってきます。
♥最後に・・・
日本人にとって「桜」は特別な花。
平安時代の古今和歌集では、多くの桜の詩が歌われているようですから、その人気は千年以上前から続いていると言えますね。
春に咲く桜の柄の振袖は、春にしか着られない・・・そう思っているなら、心配無用です。
確かに着物の柄は、季節を選びますが、桜や菊は日本の代表の花ですから、季節に関係無く使うことが出来るのです。
ましてや振袖は、紋が無くても最上格と言われる衣装。
特別な品ですから、他の着物が駄目だとしても、振袖なら大丈夫、安心して下さい。
気になる方は、桜の他に藤や梅、菊といった他の季節の花が入っている柄を選択しましょう。
これなら、着る季節を選びません。
もしも振袖選びで迷っているなら・・・桜の柄を探してみて下さい。
きっとあなた好みの1枚が見つかると思います。
とても華やか、かつ、お上品な文様としても認知されている、牡丹(ぼたん)について書いていきます。
牡丹(ぼたん)ってどんな花?
牡丹は多重の花びらを持つ高貴な花を咲かせる「花の王様」。
牡丹は日本でも古くから「花の王様」「百花の王」と呼ばれ、親しまれている植物のひとつです。
なぜ「花の王様」「百花の王」などと呼ばれるかというと、花が大輪で、花弁がとても美しいからです。
振袖には、花びらがぎざぎざして描かれているものです。
春から梅雨の時期にかけて、バラのように美しく大きな花を咲かせます。
大きな花びらは薄く絹のようにも見えますが、実際手で触ると分厚くしっかりしているのが特徴です。
牡丹のはなの持つ意味
牡丹の花言葉は「風格」「高貴」「幸福」「富貴」。
牡丹は日本でも古くから「花の王様」「百花の王」と呼ばれ、親しまれている植物のひとつです。
なぜ「花の王様」「百花の王」などと呼ばれるかというと、花が大輪で、花弁がとても美しいからです。
最初は小さくて硬いつぼみであるのに、いつしかふっくらと膨らんで見事な花を咲かせることから、「富貴」や「幸せ」を象徴する花として着物の柄に愛用されてきました。
大変豪華な花で、かつては身分の高い人の着物だけに使うことができたともいわれています。
牡丹は、ハレの日に着る振袖には大変ふさわしい柄といえるでしょう。
その貴婦人のようなたたずまいから美人の形容にもたとえられる花です。
皆さん一度は耳にした事があると思いますが、日本では「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と昔から女性の美しさを表現してます。
牡丹柄の着物
牡丹は着物に使われると、「吉祥文様(きっしょうもんよう)」と呼ばれる文様の一つになります。
吉祥文様は縁起が良いとされている古典的な柄でおめでたいということで好まれる柄をいいます。
着物の柄は、本来季節を表しており、季節感を持って着るのが着物のマナーです。たとえば、牡丹であれば、春牡丹なら4〜5月、冬牡丹なら1〜2月を表します。
しかし、振袖のようなハレの日に着る着物で、着物そのものの華やかさを出すためにデザインが使われる場合は、桜の花のように季節を問わず一年中使うことができます。
当店牡丹柄の振袖ご紹介
オフホワイトの地色に梅や牡丹が施されています。
グリーンのボカシがさりげなく現代的なお着物の雰囲気をかもし出しています。
裾や袂(たもと)の波文もお着物全体を引き締めてくれて、
甘くなりすぎずバランスのいい一枚になっています。
黒地に大輪の牡丹が複数施されており、牡丹には金箔で縁取り、
またその後には扇も隠されていて、とても豪華な装飾のお着物です。
黒地のお着物にはラメも入っているので、きらびやかで繊細な、
芸の細かいお振袖になります。
深いグリーン地のお着物に、洋花のダリアや、牡丹、蝶も描かれています。
シックな深いグリーン色に、カラフルなお花たち。
洋風でありながらも、とても赴きある一枚です。
『派手すぎるのは嫌だけど、目立たないのもイヤ』とゆうお嬢様にピッタリの
お振袖です。
古来、愛される花文様の牡丹の振袖は、はんなりとした古典柄から現代的なモダン柄まで豊富な品揃えが魅力。
美しい地色に豪華な牡丹がよく映えます。どの振袖も高品質な正絹仕立てで、合わせる帯や小物も上質感たっぷり!
他にも牡丹柄ご紹介しきれていない物がたくさんございますので、見に来てくださいね♥
165センチ以上のお嬢様の振袖の選び方
①大きな柄
大きな柄を着られるのは背の高い方の特権ですね。
高身長を活かして大胆な柄にチャレンジするのもオススメです。
鮮やかなブルー地に、大胆に描かれた大輪の牡丹が映え、注目を集
②濃い地色
濃い色で締めて頂くとメリハリがでて目を引きます。
逆にパステルカラーだと大きく見えてしまう可能性もありますが、
当店はカラー相談もさせて頂いておりますのでお嬢様にお似合いのお色をアドバイスさせて頂きます。
すっと上に伸びるエレガントな花姿が美しいカラーの花が、
③全体的に柄が入っているもの
裾だけに柄の入っているスッキリしたデザインですと
たくさん隙間が空いてしまって寂しい印象に見えてしまうかもしれません。
かっこよく着こなしたい方やシンプルが好きな方にはお勧めできますが、
全体に柄があると華やかで存在感がありますよね。
存在感でみんなの目を釘付けにしちゃいましょう!
自信を持ってオススメできます。
リアルに大胆に描かれた花々がシックな地色になじむ、
150センチ以下のお嬢様の振袖の選び方
①小さな柄
小さな柄があしらわれた振袖は、
柄が主張しすぎずスッキリと着こなして頂けます。
白地に菊や牡丹などが、紫色の優しく柔らかいトーンで描かれた、京都大手振袖メーカーの上品な作品です。白地の振袖は顔映りもよく、例年お選びになるお客さまが多いですが、まさにこちらは白地の振袖ならではの、清楚でエレガントな雰囲気を存分に味わえる逸品。あらゆる年代に好感を持たれる正統派の一枚です。
②淡い色
小柄な方にオススメなのは淡い色合いの振袖です。
ピンクやクリーム色などふんわりと優しく 明るい雰囲気になります。
上皇后美智子さまのご成婚の際に、調度品の用命を受けた、宮内省御用達ブランド「千總」。専属の機屋でオリジナルの白生地を織る等、こだわりの物作りをしている創業1555年の京友禅の老舗です。こちらの振袖も、地紋が非常に美しく、柔らかで上品な桃色が、そのクオリティの高さを象徴しています。所々にあしらわれた、金箔がアクセント。華やかで可憐な柄ゆき、20歳の門出にふさわしい作品です。
③斜め柄
斜めに柄が入っていると、縦長効果でスラッと脚が長く見えます。
ほっそりと見えるところもオススメポイントです☆
流れるような束ね熨斗文様が、色鮮やかに大胆に描かれ、
④余白
「低身長でも大きな柄が着たい」という方、ご安心ください!
柄と柄の間に隙間があると、スッキリとした印象に。
ごちゃっとした見た目にもならず、綺麗な着姿になりますね。
オレンジ色、黄色、緑色、ピンク色など明るい色合いのぼかしが絶妙に混ざりあい、優しく暖かい雰囲気のある振袖です。上前と袖に華やかに描かれているのは「束ね熨斗」。熨斗は江戸時代以降、贈り物や引き出物に添えられたのが始まりとされていますが、たくさんの熨斗を束ねた「束ね熨斗」は、人と人との絆や繋がりをあらわし、多くの人たちから祝福を受けていること、そしてその幸せを周囲の人たちと分かち合ってほしいという意味もあるそうです。これまでの成長を見守ってくれた周囲の方々と幸せを分かち合える、二十歳の節目にふさわしい、ほっこり、こころ暖まる一枚です。
有名アスリートの方々が多数お召しになっている、絞りの名門「藤娘きぬたや」の振袖です。室町時代から受け継がれている絞りの着物は、江戸時代には贅沢品とされ、着用禁止令が出たほど。昨今は職人の高齢化により生産が年々激減してきており、更に希少価値が高くなっています。こちら「藤娘きぬたや」の振袖は、全て手絞りで、絞りの種類によって職人が違うという、大変手間のかかった逸品。他を圧倒する優美で可憐な振袖です。
あとがき
振袖選びの参考になりましたら幸いです。
振袖って色々ありますね。
種類、時代、紋様、織り方、染技法、花、配色、生地 etc・・・
勉強しだすときりが無いくらい、奥が深い世界です。
現代において着物に触れる機会は希少ですよね。
だからこそ、この特別な行事にはこだわって真剣に向き合って選んでいただきたいのです。
20歳のお嬢様に振袖が似合わないことなんて絶対有りません!
自信を持って晴れの日を振袖でお迎え下さい。
晴れの日をお迎えになられるお嬢様に、当店が少しでもお力添えできれば幸せです。
分からないこと、困ったこと、不安なこと、どんな些細なことでもお気軽にご相談くださいませ。
自分史上一番輝いているときをお過ごし頂けますよう、全力でサポートさせて頂きます。